同じ婚活をしているといっても、男性と女性は見ているところが違います。
その違いが理解できずに結婚に至らないという人も少なくはありません。
ここでは、結婚願望から分かる、男性と女性の結婚観の違いを紹介します。
【結婚観】1. 男性は容姿重視、女性は年収重視
現実的な話になりますが、男性と女性が相手に求める1番の条件は異なります。
多くの男性は女性に対し、見た目の淡麗さを求めます。
それに対して女性は男性に対し、年収を求めます。
しかし、やはり30代を過ぎてから婚活をする女性が多いという現実を考えると、男性が夢見る淡麗さを兼ね備えた女性はあまりおらず、同様に、婚活をする独身男性の9割は年収が400万円程度であるため、女性にとっても満足ができる年収を得る男性が見つからない、という現状があるのです。
特に女性にとっては、妊娠や出産で仕事を離れるかもしれないという不安から、その間は男性1人の収入でやっていかなければいけない、という緊張感があります。
また、それでなくても教育費の高い日本において、子供には十分な教育を受けさせたいという意識から、男性には高い年収を求める人が多いのです。
それに対し、やはり男性にとっては一緒に連れて歩くならば綺麗な女性が良い、と考える傾向があります。
周りから笑われてしまうような女性よりも、周りが振り向いてくれるような人が良い、と考えるのです。
このような、お互いに求める1番の条件が異なっているため、なかなか結婚に至らないという婚活経験者は少なくありません。
【結婚観】2. 年齢の問題
先程も言いましたが、女性の社会進出が進んだことによって20代の女性の多くが仕事をしています。
30代になり、いよいよ結婚をしたいと考え、婚活を始める女性も少なくないのです。
その一方で、30代男性にとっての婚活対象者は30代女性ではありません。
特に女性は35歳を過ぎると妊娠しにくくなるという現実があります。
生物学的には、女性は20代の方が妊娠しやすいとさえ言われています。
そのため、30代を過ぎた女性にはあまり需要がないという事実があります。
つまり、男性は20代の女性を求めるけれど、婚活をしている女性の多くは30代以上であったり、また20代の女性はマッチング率がそれなりに高いということから、つい条件を高くしてしまい、その結果男性を選べず、そのまま年齢を重ねてしまうということも少なくないのです。
言い換えれば、男性は婚活をするときに子供が欲しいということを考えますが、多くの女性は、この不妊率が上がりつつあると言われる時代において、子供ができやすい年齢をあまり考えていない、あるいは自分は問題なく子供ができる、と勘違いしている可能性があるということです。
【結婚観】3. 女性が男性に求める年収
今や共働きが一般的な時代になり、女性も男性並みの収入が得られるようになりました。しかしその一方で、女性が結婚相手の男性に求める年収というものは下がる気配がありません。
婚活をする独身男性の約9割が400万円前後の年収を得ているという現実の中、多くの女性は男性に対し、600万円や1,000万円、あるいはそれ以上の年収を求める傾向にあります。そして、そのような女性は将来仕事を続ける気がない場合もあるのです。
もちろん、妊娠や出産の為に一時的に職場を離れる可能性を考慮して男性に安定した収入を求める女性もいます。
しかし、そのような女性の中でも

「子供が生まれたら子育てに集中したい」
などの理由により、結婚したら専業主婦になりたいと考えている女性がいるのです。
これも、男性と女性の結婚観の違いでしょう。
男性は

「2人の収入を合わせればなんとか生活していける」
と考える傾向がある一方で、
女性は

「男性の収入だけで生活したい」
と考えている可能性があるのです。
もしも女性から高い年収を求められた場合、その可能性を考慮した方が良いでしょう。
今後も仕事をするつもりの女性であれば、男性ばかりに高い収入を求めたりはしないかもしれません。
まとめ
1. 男性は容姿重視、女性は年収重視
2. 年齢の問題
3. 女性が男性に求める年収
いかがでしょうか。
同じ「結婚」という目的を抱えているにもかかわらず、お互いがそこに求めているものは違う可能性がある、ということは最初に知っておかなければいけません。
実際に、婚活をしている多くの女性は将来への不安を感じて婚活をしていることが多いと言われています。
しかし、その一方で男性は、生涯を共にできる女性に出会いたいと考えている傾向が強いとされています。
つまり、最初の時点で男女が結婚に求めているものが違うのです。
もしも結婚をしたいと思うのであれば、このような結婚観の違いもうまく利用できると良いかもしれませんね。
結婚観は男女の違いにより、仕方のないものでもあります。そのため、その違いを敬遠するのではなく、逆に上手に利用することが大切です。